豪州游記

シドニーでワーキングホリデー

strike

 シドニー鉄道のストライキ予告により、本日は内勤スタッフがほとんどオフになっていました。仕方がないので倉庫スタッフの私と一人の社員で食品工場内部の掃除を手伝うことになりました。

 まかないの余ったカレーを袋詰めせねばなりませんが、二人ともパッキングマシーンの使い方をよく知りません。「一応汁ものですから、圧を変えなきゃいけないんですかね?」「大丈夫じゃない?ガハハハハ」パッキングマシーンはカレーまみれになりました。

 「あーあ、溢れてる溢れてる、ワハハハハハハ」「だから言ったじゃないですか。ウワハハハハハハハハハハハハ」

 腹を抱えて笑いながら、紙タオルを持ってきました。拭くと拭いた方向の床にポタポタと垂れていきます。床は先ほど内勤の人が清掃したばかりです。

 「床がカレーまみれになってしまいましたギャハハハハ」「これはいかん。拭けば拭くほどのびるぞ。ギャハハハハハハハハ」

 ウ●コみたいだキッタネーとはしゃぎながら辺り一面をカレーまみれにしていると、内勤の人が外掃除から戻ってきました。ポンコツ二人が自分のテリトリーをカレーまみれにしているのを見て、悲しい顔をしました。

 「ゴメスゴメス。パッキングマシーンがカレーまみれになって、頑張ったら床もカレーまみれだよ。ワハハハハハハ」「ラミレスラミレス。よかれと思ったのですが、パッキングマッシーンがご機嫌ナッナーメでしてね。ヘラヘラヘラ」

 内勤スタッフは肩を落としてパッキングマシーンを掃除し始めました。私と社員は右の脇腹を押さえながら、ウヒヒヒヒ、ウヒヒヒヒ、と笑い続けました。

 

 ストライキは六週間後に延期だそうです。